2022年5月29日(日)、うつぼ公園(大阪市)にて「老朽原発このまま廃炉!大集会inおおさか」が開催され、約2100人が参加、集会後は市内をデモ行進しました。この行動には、コープ自然派おおさか、コープ自然派兵庫などが賛同しています。

コープ自然派組合員・職員も集会とデモ行進に参加しました。

井戸弁護士より訴訟報告

 炎天下のうつぼ公園で行われた集会は、中島哲演さん(原子力発電に反対する福井県民会議)が開会挨拶。続いて井戸謙一弁護士が美浜3号運転差止訴訟と3.11子ども甲状腺がん裁判について報告。運転開始から40年を超える関西電力美浜原発3号機について福井、京都、滋賀に住む9人が運転差し止めを求める仮処分を大阪地裁に申し立てていますが、再稼働が予定されている10月までに判決が出るだろうとのことです。

 「3.11子ども甲状腺がん訴訟」の口頭弁論が行われた(5月26日)東京地裁では236人が傍聴を希望。原告の1人、20代女性はがんを発症し術後再発、その体験や想いを4000字につづった意見書では傍聴席からすすり泣きの声が聞こえたとのこと。しかし、メディアはまったく報じず、「報じないなら我々ががんばろう」と井戸弁護士は話しました。

全国各地から駆けつける

 老朽原発現地からは、美浜3号機の元技術者が登壇し、「新型原発建設なども企画されているが、地元のアンケートでは70%の人たちは再稼働に不安を感じている。危険な原発をなくさないと命も故郷も守れない」と。福島原発事故後、福島県から滋賀県に家族で避難したという原発賠償関西訴訟副代表は、避難したのは子どもを被ばくさせたくなかったからでそれは人権だと発言しました。2022年2月現在、日本国内で再稼働している原発は10基(定期検査中を含む)。そのうち九州電力川内原発1・2号機と関西電力高浜原発3・4号機は運転開始から36年を超えています。

 全国各地から集会に駆けつけたのは、核燃再処理工場や大間原発がある青森県、まもなく再稼働が予定されている島根原発2号機がある島根県、川内原発がある鹿児島県、伊方原発がある愛媛県など。参加政治団体の紹介では、社民党、新社会党、日本共産党、立憲民主党、れいわ新選組、みどりの党の代表者が勢ぞろいしました。

 最後に実行委員会から「老朽原発廃炉を参議院選の争点にし、核依存、原発推進の政権にNOをつきつけよう。老朽原発の廃炉を勝ち取り、人の命と尊厳が大切にされる社会を実現しよう」などと集会決議が提案されました。

 その後、難波まで長い隊列のデモ行進。思い思いのプラカードや幟がはためき、シュピレヒコールが御堂筋に響きました。

Table Vol.467(2022年7月)より
一部修正