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食と農と環境

【新しい福祉事業が始まる!】「尊厳」を大切にしたサービス付き高齢者住宅(サ高住)からケアを中心としたコミュニティを拡げよう!

 この度、コープ自然派事業連合にオレンジコープ(泉南生協)が加盟し、住まい・福祉事業を行うオレンジコープとの組織合同により「コープ自然派・オレンジコープ事業連合」と名称を変更し(※)、新しい福祉モデルを拡げていくことになりました。ここをスタートラインとして、コープ自然派の各生協で福祉事業を展開していきます。
※厚労省認可申請中。加盟各生協の名称は変わりません。

 オレンジコープは大阪南部と和歌山で、組合員の暮らしに寄り添い、「尊厳」を大切にする高齢者福祉事業をはじめとして、それを支える食事づくりや農園、見守りなどを障碍者の皆さんが担い、また障碍者の住まいづくりなど、複合型・循環型の住まい・福祉事業を展開しています。

 食・農・環境を守るために国産オーガニックを推進するコープ自然派と、他には例のない福祉事業を切り開いてきたオレンジコープ。この時代と地域が求める課題に取り組む生協が、連帯して新しい福祉をめざします。

 コープ自然派が、2023年5月に設立した「社会福祉法人コープ自然派ともに」は、オレンジコープが設立した「社会福祉法人野のはな」とともに、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)、障碍者就労支援、グループホーム、介護・医療ネットワークを4つの柱として「ケアのコミュニティ」をめざす事業を展開予定です。コープ自然派しこくが運営する高齢者グループホーム・デイサービス「福祉ステーションそのせ」を含めて、食だけではなく暮らし全般を支える生協をめざしてチャレンジしていきます。

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

「ケアのコミュニティ宣言」

日本社会はいま、少子高齢化による労働力の減少により生活基盤の危機に直面しています。農業や介護の担い手は急減し、生活に不可欠なモノやサービスは不足し、暮らしは苦しさを増しています。

この背景には、利益の出ない分野には資源が届かない資本主義の限界があります。その結果、格差や貧困が広がり、社会には分断と対立が深まっています。

協同組合は、社会に不足する課題を協同の力で切り開くことに存立の意義があります。
だからこそ、私たちは「ケアのコミュニティ」を築きます。
―誰もがケアし、ケアされる社会。人と人、人と自然をつなぎ直し、いのちを守る協同のしくみです。

その実現のために、協同組合の力を発揮し、相互扶助の精神で、多様性を大切にした真に尊厳ある暮らしをともに創り、ともに守り、未来へと引き継ぎます。

私たちは、生協の協同の力でケアのコミュニティを育み、いのちを尊び、誰一人取り残さない社会を築くことをここに宣言します。

生活協同組合連合会コープ自然派・オレンジコープ事業連合
2025年度臨時総会

Table Vol.519(2025年11月)

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