今月の「ちょっと教えて」のテーマは、コープ自然派のリサイクルの取組です。
コープ自然派の包材基準は?
コープ自然派では、ポスティ基準に「内分泌攪乱物質(環境ホルモン)について疑わしきは排除していくこと」「包装が簡易で、人体や環境に悪影響を及ぼさないこと」を掲げています。具体的には、ポリ塩化ビニルは使わない、ペットボトルは、国産オーガニック推進などのために許容せざるをえないと連合理事会で判断した商品のみに限定して※運用を継続しています。
※さらつや番茶(国産有機)、オーガニックスポーツドリンク(JAS有機)、米油(米利用推進)、ミネラルウォーター(災害備蓄)
連合リサイクル委員会の取り組み
2020年に組合員理事が中心となって立ち上げた「リサイクルプロジェクト」では、商品案内(カタログ)の回収をスタートし、古紙の売却収入を原資に卵の紙パック化を実現しました。さらに2022年からは梱包袋(ポリ袋)の回収をスタート。「連合リサイクル委員会」に改組し、リユースびんの取り組み拡大や、プラスチック削減、環境基本方針の策定などを目指して取り組みを進めています。
回収しているものは?
現在回収しているものは、商品案内(カタログ)、リユースびん、よつ葉乳業の牛乳パック、元気たまご40個の箱、卵の紙パック、梱包袋(ポリ袋)です。リユースびんは回収後、洗浄工程で殺菌され、再び牛乳が詰められて出荷。よつ葉乳業の牛乳パックは、トイレットペーパー「ピュアブラウン・ダブル」に再生されています。
2022年度の回収率は、商品案内(カタログ)80.4%、卵の紙パック79.9%と紙類の回収率が高い一方、梱包袋(ポリ袋)11.7%でした。梱包袋(ポリ袋)を家庭のゴミ袋などに使っていない場合は、ぜひ回収にご協力ください。
Table Vol.491(2023年7月)