2021年9月27日(月)、コープ自然派おおさか・こそだちおやそだちmaimaiチームは「みつろうラップをつくろう」を開催。講師はコープ自然派おおさか組合員・松村嘉奈子さん。松村さんには日々の暮らしや子育てについてお話を聴きました。

コープ自然派おおさか・松村嘉奈子さんは、鶴橋本通り商店街で開催する「つるのはしマルシェ」実行委員会メンバーで、中学生・小学生・保育園児の母。

 「みつろうラップ」は布にみつろうを染み込ませてつくり、何度も繰り返し使えるエコラップ。みつろうとはミツバチが巣を構成する蝋(ロウ)を採取したもので保温性・抗菌性・防水性に優れ、肌の炎症や切り傷、火傷などに使うと自然治癒力を高めると言われています。

 松村さんは結婚後すぐ出産、知識もないまま子育てが始まりました。子どもが1歳の時、長居公園(大阪市)で活動する共同自主保育「ジャングルようちえん」に参加。共同自主保育とは認可外保育園の一種で、「ジャングルようちえん」は保護者たちが当番で子どもたちを保育しています。ここで、人とのつながりや、生活をするとはどういうことかなど、子育てのもととなることを学んだと松村さん。「みつろうラップ」もママ友から教わりました。

 「1日中、公園で過ごしていると、子どもは昼食のおにぎりを一口かじっては遊ぶを繰り返します。子どもがおにぎりを何度も包み直して食べられるようにするにはみつろうラップが最適でした」と松村さんは話します。市販の「みつろうラップ」には、手触りを良くするために植物樹脂を使っているものがあります。使用する材料、布のデザインや大きさ、形、オイルの種類など、自分で決められるのが手づくりの良さです。

 また、市販の食品用ラップフィルムはプラスチックを原料とし、可塑剤に内分泌かく乱物質(環境ホルモン)が含まれている場合があります。環境ホルモンは生殖系をはじめとするホルモンに影響し、不妊や生理不順、子どもの過剰な発育につながると言われています。また、赤ちゃんや介護用おむつ、生理用品にも高分子ポリマーというプラスチックが使われているということです。

 「生理用布ナプキンを愛用していましたが、子育てに追われ疲れ果てながら布ナプキンを洗っていることに気づき、紙ナプキン(高分子ポリマー不使用・トップシート天然コットン100%の「ナチュラムーン生理用ナプキン」)に切り替えました。自分の気持ちと感覚を大切に、今の暮らしにちょうどいいものを選択してください」と松村さんは話しました。

この日準備されたのはかわいいデザインのオーガニックコットン。でき上がった「みつろうラップ」を吊るして乾かしました。
会場の「モリノハコ」(高槻市)は牛舎をリノベーションした建物。木の床がひんやりして心地よい空間です。

「みつろうラップのつくり方」
材料:布20cm〜30cm四方
   みつろう(精製・粒タイプ)10g〜
   オイル2g〜(みつろうとオイルは5対1の割合)
❶ ボールや鍋など底が広い容器にみつろうを入れて湯煎します。
❷ みつろうが溶けたら、小さくたたんだ布を入れて染み込ませます。
❸ みつろうが布全体に染み込んでいるのが確認できたら、吊るして乾かし完成です。
~補足として~
・オイルを足すと仕上がりが柔らかくなります。
・オイルは、無臭のココナッツオイルを使いました。ホホバオイル、太白ごま油、ひまし油など、酸化しにくい油がオススメ。
・蜂蜜にアレルギーがある方や、1歳未満の子どもは使用しないでください。
・レモンなどの酸性の強いものを包むとみつろうが溶けます。
・みつろうは60℃以上で溶けます。
・使用後は水かぬるま湯で優しく洗い、自然乾燥。

Table Vol.453(2021年11月)より
一部修正・加筆