あの…ちょっとみなさんにお聞きしたいのですが…。朝起きた時に、何かの単語が思い浮かんでいるってこと、ありませんか?私はあります!つい先日も目覚めと同時に「ユカタン半島」と大きな文字が目の前にぶら下がっておりまして。それどこ?状態、身に覚えがないユカタン半島のお出ましに朝っぱらからGoogleチェックするも、カリブ海に面した縁もゆかりもないこの地名が、私にプレッシャーを与えに来る理由はさっぱりわからぬまま。

 毎日ではありませんが、まぁまぁ頻繁に謎のコトバが寝起きの脳に突き刺さる(思い浮かぶと書きましたが、実感としてはもうちょい強めな感じ)のは物心ついた頃からの習慣?なので、人類共通の現象と思っていたのです。でもふとダンナにユカタン半島って知ってる?と尋ねたことから、少なくともダンナはそんな目覚めは一度もない!と断言。私だけなん!?

 降って来る単語は地名に限りません。最近だとヘクソカズラ(植物)やハチャプリ(料理)、アフリカマイマイ(かたつむり)、ヤブイヌ(動物)、ロマンスカー(電車)、ランゲルハンス島(人体)、信玄餅(地方銘菓)など分野はバラバラ、未知・既知両方あり。聞いたことあるけど興味のかけらも持ち合わせなかったものも多く、若い頃はフシギ現象的に捉えていました。でも想像するに、日中流し聞きしたFMラジオや無意識で目にした電車の吊り広告やインターネットなどに出てきた言葉が、何かの拍子に私の脳内の何でも保管箱に紛れ込み、眠りから覚醒する無意識➡意識の合間に、脈絡なくスルリと出て来るんじゃないかな、きっと多分。

 そんなナゾ単語が現れた日は、なるべく早めに正体を調べることにしています、せっかくの出会いだからね。今はベッドから出ず速攻スマホ検索ができてほんと便利。百科事典も地図帳も辞書も使わずモヤモヤ一発解消できるってスゴイ!これキッカケで知らない料理が気になり、あれこれ調べ試作してレシピを書いたり、我が家の定番になることも実は結構あるのです。20年以上前に「ボスポラス海峡」でトルコ料理に目覚めたり、「サブジ」からスパイスの沼にハマったり、ありがたや朝のお告げ(笑)。先ほど書いた「ハチャプリ」(ジョージアのチーズパン)は、なんと在日ジョージア臨時代理大使が直々に作り方を教えておられる動画を発見。さっそく作ってみましたよ。キッチンからの楽し美味しい妄想世界旅行、あなたもご一緒しませんか♪

料理研究家 うの まきこ
日本の伝統食を考える会会員。食品メーカーでアイスクリームなどの新製品開発等に従事したのち、料理研究家古川年巳氏に師事。わかりやすいレシピと、野菜をたっぷり使ったヘルシーで簡単な料理に定評がある。アトピーっ子のための簡単な除去食メニューも得意。コープ自然派奈良元理事長。

Table Vol.451(2021年10月)より
一部修正・加筆