第15回GMOフリーゾーン全国交流集会in滋賀実行委員長・石津大輔さん(針江のんきぃふぁーむ)、有機JAS認定審査員としても活動。

 2020年3月14日(土)・15(日)、第15回GMOフリーゾーン全国交流集会が滋賀県栗東市で開催されます。

 GMOフリーゾーン運動は遺伝子組み換え(以下、GM)作物を栽培しない・栽培させない地域を広げる運動で、1999年、イタリアの生産者がワイン用ブドウ畑をGM汚染から守るために「GMOフリーランド」宣言したことから始まりました。その後、フリーゾーン運動はヨーロッパ、カナダ、アメリカへと広がり、2005年、滋賀県に日本初のGMOフリーゾーン宣言の看板が設置されました。当時、滋賀県針江地区でGM大豆の商業栽培が始まったことをきっかけに、地域の生産者や消費者団体による反対運動が活発に行われ、中止に追い込まれたということです。その後、約10名の生産者グループがGMOフリーゾーン宣言を行い、針江地区で第1回目のGMOフリーゾーン全国交流集会が開催されました。昨年、第14回目(in成田)の集会では全国から約300名が参加、GMOフリーゾーン登録面積は農地9万9189.37ha、海12万6.74ha、牧場292.10ha、森林4385.85ha(2019年2月)にまで増えています。

 GMOフリーゾーン宣言は、農家の圃場だけでなくGM食品をつくらない食品関連企業やGM食品を売らない流通業者、GM食品を食べない・買わない消費者も参加できる取り組み。フリーゾーン宣言の登録、看板の設置、周囲への呼びかけなど草の根運動を通して、国内でGM作物が栽培できない状況をつくりだすことが目標です。

 第15回GMOフリーゾーン全国交流集会では、天笠啓祐さんによる基調講演「ゲノム編集食品の問題及び現在の状況」、滋賀県の有機農業グループの取り組み発表、国内外からのGMOフリーゾーン運動報告が行われます。滋賀県の有機農業グループは「針江のんきぃふぁーむ」、無農薬米の「中道農園」、「秀明自然農法ネットワーク」生産者、無添加離乳食の「はたけのみかた」、原木椎茸・無農薬野菜の「水口ファーム」など、会場での即売会も実施。また、韓国と台湾から現地の最新情報の報告も行われます。2日目のオプショナルツアーでは、信楽コース(古民家、秀明自然農法生産者圃場、NHK朝の連続テレビ小説「スカーレット」主人公のモデル神山清子さんの工房などの見学)と高島コース(水口ファーム、メタセコイヤ並木、班家食品工場、次世代漬物10%Iamなどの見学、安曇川泰山寺ソラノネ)が予定されています。

 実行委員長の「針江のんきぃふぁーむ」・石津大輔さんは、有機栽培の米・もち米・古代米、それらを使用した餅やアラレなどの加工品をつくる生産者です。第1回GMOフリーゾーン全国交流集会実行委員長は石津さんのお父さんが務め、「針江地区では新規就農者を多数受け入れ、地域とのつながりを積極的に広げています。米国ではゲノム編集食品をオーガニック食品として認定しようとする動きがあり、フリーゾーン集会がこれらの問題を考えるきっ
かけになればうれしいです」と石津さんは開催に向けて抱負を語りました。

第4会実行委員会には「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」「コープ自然派」「秀明自然農法ネットワーク」「中道農園」「使い捨て時代を考える会」などが集まり、半年以上かけて準備をすすめます。

Table Vol.408(2020年1月)