思い立ったが吉日。早速小さくて深めの段ボール箱に、コープ自然派の商品が入ってくるポリ袋を2枚重ねて敷き込み、家にあったバーク堆肥を箱の5分の1程度まで入れて、オーガニックヨーロッピアンブレンドのコーヒーかすを投入。よく混ぜてから、ふたは閉めず、虫除けに着古したTシャツをガバっとかぶせて襟首をゴムで縛れば一丁上がり!生ゴミといってもコーヒーかすだけだから、不快な臭いがしないのでストレスは一切ありません。これで合ってるかどうかはさっぱりわからないけど、とりあえず毎日たくさん出るコーヒーかすを加えては混ぜ、時折バークを足し、約1ヵ月で箱が満杯になりました。これから先は何も加えずひたすら毎日混ぜて臭いを嗅いでみることに。平行して2号機(「機」じゃないよね笑)をこしらえ、今度はコープ自然派で見つけた天然堆肥とみみず糞土の混合品なる「みみず花子」もバークに加えて投入。何となく発酵によさげでしょ!?そして、コーヒーかす以外にも、夏場せっせと水出しでいただく月ヶ瀬の「香り煎茶」の茶葉や、大好きなオーガニックアールグレイティーの茶葉も一緒に混ぜ混ぜの仲間入り。どれも無農薬だから、きっといい肥料ができるはず。
さて、1号機は気温が高いせいなのか、混ぜるとなんだか体温くらいの温かさが感じられ、日に日にコーヒー臭から土っぽい香りに変化しているような気がします。2号機は茶葉のおかげか、みみず花子さんのパワーなのか、1号機よりさらにフカフカいい触感。
その2号機もひと月ほどで満杯になり、3号機には、これまたコープ自然派で見つけた新兵器、「生ごみ処理剤パルミスト」を使用。これは何だか強力そうなので、恐る恐る野菜クズを入れたり入れなかったりと、スタートして4ヵ月を迎える現在も、日々チャレンジ拡大中なのであります。
日ごとに熟成し続けている(はずの)コーヒー肥料、1号機の分を先日少し庭の土に混ぜてみました。栄養豊富そうな黒い色に水はけが良さそうな質感。これから植える冬野菜や春咲球根に使ってみるのがとても楽しみ。最近では肥料や土に俄然興味がわき、この際土壌酸度計買っちゃおうか、なんてことも考え中。庭仕事するのは私じゃなくてダンナなんですけどね(笑)。
まだまだ生ゴミゼロ生活には程遠いけど、これからも自分のできる範囲で、楽しみながらゴミ減量を続けていこうと思います。
日本の伝統食を考える会会員。食品メーカーでアイスクリームなどの新製品開発等に従事したのち、料理研究家古川年巳氏に師事。わかりやすいレシピと、野菜をたっぷり使ったヘルシーで簡単な料理に定評がある。アトピーっ子のための簡単な除去食メニューも得意。コープ自然派奈良前理事長。
Table Vol.378(2018年11月)