2024年8月6日、コープ自然派京都(商品委員会)では、コープ自然派事業連合商品部企画編集課統括マネージャー補佐の堀内基希さんを講師に、カタログについて改めて学ぶ学習会を開催しました。
いちばん大切にしているのは情報公開
コープ自然派がいちばん大切にしているのは情報公開。店舗がなくカタログで選んで購入するシステムなので、商品を手に取って選ぶことはできませんが、商品に記載されている原材料をカタログにすべて記載し、さらに独自のマークで商品の特徴を伝えることで、商品を手に取るより選びやすいカタログづくりを目指しています。
厳しい商品取扱基準
メインのカタログは「ポスティ」と「CaoCao(カオカオ)」。主な違いは、商品の取扱基準です。ポスティは、野菜、水産品、調味料、惣菜など幅広い商品を掲載していますが、野菜なら優先排除農薬を使わない、水産品なら国産の天然にこだわるなど多くの基準が設けられています。
「CaoCao」は生産者と消費者の「顔と顔」をつなぐという意味を込めて名づけられました。主原料国産にはこだわりつつ、便利な加工品や海外産オーガニックの商品も扱うなど、利便性を求める組合員の声に応える商品ラインナップ。食品添加物についても基準を設けており、ポスティでは日本で使用が認められている食品添加物のうち9割以上を、CaoCaoでは約5割を規制するという厳しさです。
ここに注目!ポスティのページ
ポスティの表紙は、毎週テーマを決めてメインとなる商品を掲載しています。続く2〜3ページは通称ごちそうページ。週末の食卓をイメージしたメニューを紹介しています。2ページ下段には「222企画」のコーナーを配置。コープ自然派の想いの詰まった商品をたくさんの人に利用してほしいと、生協の職員が商品紹介を担当しています。4ページはふだん使いのメニューを紹介。毎月1週目は「食養生メニュー」、3週目は「タタッと!こんだてセット」を掲載しています。タタッと!こんだてセットは、メニューに使う材料をひとつの注文番号でまとめてお得に買うことができるセット。注文番号は「おいしいやつ(014182)」と覚えてください。
22〜23 ページにはその週のテーマを深掘りして学べる記事を。33ページでは産地見学や組合員活動の様子を紹介しています。33ページ下段は、毎月1週目は「555企画」、それ以外の週は「自然派のタネ」を掲載。555企画は、「わたしのとっておき」を「みんなのお気に入り」にしてほしいと、連合商品委員会が商品紹介を担当するコーナー。「はじめて買てみた!」という人の割合が高いことが特徴です。自然派のタネは、商品部が特に知ってほしい生産者をピックアップし、その魅力をPRしています。
43ページの「ポスティで遊ぼう」は毎週約4000人が参加する密かな人気コーナー。親子で一緒に楽しくカタログを見てもらいたいという思いから生まれました。裏表紙にあたる44ページには、お買い得商品などが掲載されています。独自マークの説明も44ページに掲載していますので、商品を選ぶ際の参考にしてください。
何が届くか分からないわくわく商品も
カタログ制作は、組合員の手元に届く約2か月前からはじまります。野菜や果物は2か月後の収穫を予想しながら商品選定をしていますが、どうしても気温の変化や天候などで中止欠品になる場合もあります。そんな時でも野菜セットは必ず届きます。「セット商品を活用して、何が届くか分からないわくわく感と、必ず何かは届く安心感、そして旬のおいしさや季節感を楽しんでもらえたら」と堀内さんは話しました。
便利な自然派オンライン
紙のカタログに加え、自然派オンラインページにも力を入れています。アレルギー配慮商品やベビーフードなどをまとめて掲載しているページ、レシピから注文できるページなど、紙のカタログとは違う切り口のページを充実させています。堀内さんのイチオシは「今週のオススメみっけ」ページ。「新商品は必ずここに掲載されるので毎週チェックしてみてください」とのこと。読めば読むほど面白いカタログや自然派オンライン。時間のあるときにぜひじっくりと見てみてください。きっとたくさんの再発見があるはずです。
※増ページの時は、記載したページと異なる場合があります。
Table Vol.506(2024年10月)