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生産者訪問・商品学習会

人と人との付き合いは、パンと向き合うことと同じ

ぽっぽの食パンは国産小麦、粗糖、沖縄の塩、ホシノ天然酵母だけのシンプルな食パン。うらごしかぼちゃをたっぷり使ったかぼちゃ食パンや、よつ葉バターで作ったスコーンも人気です。ピースクラブでは障がい者と生きていくことをテーマに、一つひとつ時間をかけ、愛情をこめて「パンづくり」を行っています。今回は、大橋茂さんさんにそのこだわりをインタビューしました。

───ピースクラブのめざすものは?
大橋 「障がい者」が当たり前に地域に住み、仕事をして余暇を楽しみ生活をするためには何が必要なのか、「いろいろな障がい者」と「いろいろな健常者」が真に向き合う場になればと思っています。 
 さまざまな制度の運営が障がい者抜きで行われるため、当事者にほぼ還元されていません。どうすれば障がい者の尊厳が保たれるのか考え、障がい者に至れり尽せりのシステムをつくってみようと思っています。

本当に大切にしているのは、障がいを持った仲間たちと働くみんなの元気、ピースな時間、ピースな隙間。
(左端)大橋さん


───人と人とがおいしいパンづくりをしていく秘訣は?
大橋 天然酵母のパンをつくる難しさと似ていて、決まった段取りではうまくいきません。日々の変化や、それぞれの本質に気をくばっても、うまくいかない日もあります。怒ったり、大声を出したり、笑ったり、感心したり、私たちの日々はびっくりするほど賑やかです。ピースクラブにはミュージシャンが大勢います!歌謡曲が聞こえ、「アチィー」や「いい香り〜」などの声も聞こえてきます。これはピースクラブの隠し味!楽しそうに働くから、パンも喜んでおいしくなります。


───ピースクラブのパンについて教えてください
大橋 パン屋をはじめた頃はカチカチだったため「レンガパン」といわれていましたが、だんだんと上手に焼けるようになっていきました。組合員の皆さんが買い支えてくれたおかげで、現在のピースクラブがあります。2年前の秋、ひょんなことからコープ自然派の産直小麦「ゆめちから」を仕入れることができ、国産小麦とホシノ天然酵母の質が上がり、技術としては混ぜるコツをつかみ、パンがどんどん美味しくなっています!

ピースクラブ・大橋茂さんは、新潟水俣病事件を知り、何かしなければと新潟大学へ進学。卒業後、大阪で障がい者運動に取り組み、ピースクラブでおいしくて安心なパンを焼いています。写真は、もう1 度水俣に向き合いたいと生まれた「水俣甘夏のスコーン」。エコネットみなまたの無農薬甘夏ピールを使用しています。

Table Vol.502(2024年6月)

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