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くらしと社会

しこく組合員 活動フォーラム

2024年3月5日、コープ自然派しこくは2023年度組合員活動フォーラムを開催。各センターからの活動報告に先立ち、農業生産法人情熱カンパニーの三木義和さんから「情熱カンパニーが取り組む働き方」について話を聞きについて話を聞きました。

(左から2番目)三木さん。三木さんの夢は、65 歳までに夜間学校を設立することです。

農業で幸せに生きていく情熱カンパニーの働き方

 三木さんは問いかけます。1つ目「あなたにとって幸せとは何ですか?」人生が暮れるまでの間にやりたいことを10個挙げることはできるでしょうか。2つ目「一緒に働く仲間や家族の幸せとは何ですか?」仲間は自分にとっては人生の登場人物に過ぎないかもしれませんが、その人にとっては自分こそが主人公です。仲間の幸せな人生のためにはどうすればいいでしょうか。3つ目「事業の発展(顧客の幸せ、会社の幸せ)とは何ですか?」事業が発展しないと継続していけません。この3つの幸せが重なることこそあなたのやるべきこと。情熱カンパニーの場合はそれが「農業で幸せに生きていく」という経営理念です。世界の社会課題を農業で解決したい、農業を社会のインフラにしたい、そして世界を驚かせたいという思いを社名に込めています。

三木さん。「農業で幸せに生きていくために、日々チャレンジです」

一生の仕事としての農業 

 三木さんは2014年、35歳のときに情熱カンパニーを設立します。人材派遣会社でサラリーマンとして働いていた三木さんが、30歳を超えて一生の仕事として選んだのが農業でした。現在では18ヘクタールの広大な畑でキャベツやブロッコリー、チンゲンサイなど多品目を栽培し、約90名のスタッフが働いています。

福祉事業をはじめたきっかけ 

 2015年から福祉事業をはじめた三木さんですが、もともと福祉や障がい者雇用に関心があったわけではありませんでした。きっかけは、情熱カンパニーの野菜の納品先であった精神科の病院から、患者さんが社会復帰するためのステップになるような取り組みができないかと相談されたこと。三木さんは断るつもりで農業がどれだけ大変か説いたのですが、見学に来た患者の男性は「やってみたい」と。そう言われ農業体験がスタート。数ヶ月後、その中の一人から就職希望があり、働きたい思いを応援する事業として「チーム情熱」が始動することになりました。働きたい本人の希望をまず大切に、その上で特性や段階などを確認し、病院やご家族などとも相談しながら一緒に働き続けていけるようアプローチしています。

多様な働き方を可能に 

 情熱カンパニーではさまざまな働き方ができます。1年通して働く「レギュラーメンバー」だけでなく、1日からアルバイトできる「入りたいときだけ働くメンバー」、そして「リモートワーク」や「役割分担ワーク」で働く人もいます。「入りたいときだけ働くメンバー」は、前日の16時までに翌日の働きたい時間帯を3時間以上でアプリに登録することで、フレキシブルに働ける仕組みです。

 さらに、貸農園事業を行ったり、スタッフ向けに「情熱居酒屋」や「絵画クラブ」をはじめたり、生きがいづくりにも取り組んでいます。「情熱居酒屋」は、スタッフ同士の交流も兼ねて3か月に1回「開店」する社員限定の居酒屋。自分たちが育てている野菜や果物や米を使った料理が並びます。「障がいや難病を抱える人も、高齢者も、誰もが自分の得意な仕事を楽しみながら、幸せを感じながら生きていける場所をつくるのが私の夢です」と三木さんは語りました。

4県それぞれのカラーで活動中

 後半は、各センターのエリアコーディネーターから活動報告がありました。生産者と組合員をつなぐ活動、食養生などの知恵を学ぶ学習会、土に触れるイベント、お米のパンやスイーツづくり、香害やゲノム編集に対する取り組み…2023年度に開催されたイベントは約130回。泉川理事長は「組合員活動は、生産者の思いや生協の取り組みを組合員に伝える大切な役割。活動から人の輪が広がり、地域での生協の存在意義にもつながっていきます。これからも楽しく学びの多い活動を盛り上げていきましょう」と締めくくりました。

Table Vol.502(2024年6月)

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