司会はコープ自然派おおさか・日下部理事。午後から行われたエシカル・ファッションショーに向けてフェアトレードを取り入れてコーディネート。

2019年3月21日(木・祝)、コープ自然派兵庫・奈良・京都・おおさかの組合員と役職員が集まり、食育フォーラムを開催。今年度のテーマである「無農薬米を食べよう」「野菜セットを応援しよう」「鮮魚ボックスをつかいこなそう」に基づいた1年間の食育活動が報告されました。

米・野菜づくりを体験

コープ自然派兵庫・伊東理事。コープ自然派兵庫では機関紙などで「自然派の野菜セット」の利用を促進しています。

 2018年度「コープ自然派・食育フォーラム関西」は、コープ自然派おおさか・日下部理事の司会でスタートしました。各生協の活動報告のトップバッターはコープ自然派兵庫・伊東理事。兵庫県たつの市「ゆうやけこやけ米」の田んぼで無農薬米栽培を始めて3年目、稲刈り後のワラでつくった大縄跳びやわら納豆づくりなどワラを使ったイベントを楽しみました。「無農薬米の食べくらべ」では5種類のお米を用意し、「鮮魚お楽しみBOX」でお魚料理も堪能。「コウノトリ育むお米」「ツルをよぶお米」はもっちり食感が特徴で、「源流米」、高生連のお米はあっさりして冷えてもおいしいので弁当向きとのこと。「自然派の野菜セット」生産者「ココハウス」・小寺さんの畑の玉ねぎ栽培会は11月の種付け、2月の草取り、5月の収穫に毎年参加しています。 

コープ自然派奈良・船内理事。総代交流会では奈良県農民連とコープ有機による生産者学習会「国産オーガニックをひろげるために」を開催しました。

 コープ自然派奈良は船内理事が「自然派の野菜セット」生産者・奈良県農民連の協力を得て開催したイベントを中心に報告。「橿原の学校給食を考える会」主催の1年間かけて原材料からカレーライスをつくる取り組みでは、田植えから始まり、稲刈り、脱穀、野菜(じゃがいも、にんじん、とうがらし)収穫など、タマネギとスパイス以外はすべて奈良県産のカレーライスをつくりました。JA東とくしま・西田聖さんを講師に迎えた「無農薬の米づくり講習会」では多収穫・高食味を可能にする栽培技術について多数の生産者とともに学びました。チーム「ぽこあぽこお料理しましょう!」は「自然派の野菜セット」を利用したメニューによる26回目の料理講習会を行い、「産直委員会」は梅シロップづくりを行うなど「自然派の野菜セット」についてさまざまな形でアピールしました。

「野菜セット」フル活用

コープ自然派京都・児島理事。2018年度、コープ自然派京都はイベント開催88回(うち生産者企画22回)、参加者1114名でした。

 コープ自然派京都は就任1年目の児島理事が報告。総代研修で行われた「自然派の野菜セット」生産者「谷農園」(三重県)の見学会では、総勢33名が参加し夏レタスを収穫。煙山昭子さんの「腸活講演会」では、毎日の食事を穀物中心にオーガニック野菜を摂ることを心がけてアレルギーや花粉症などの症状を軽減しようというお話を聴きました。腸活には大麦などの水溶性食物繊維がおすすめとのことです。コープ自然派の食材を使った「お野菜食堂」を1日限定でオープン、オーガニックのマクロビオティックメニューは老若男女に好評で、子どもたちは成人量をペロリと平らげ大人たちを驚かせました。また、「コウノトリ育むお米」の田んぼ見学と生きもの調査、「やさか共同農場」の味噌づくりなども行いました。

コープ自然派おおさか・芝野理事(左)と清水理事(右)。2019年度は和歌山で初めてフェスタが開催される予定です。

 コープ自然派ピュア大阪と和歌山が合併して1年目のコープ自然派おおさかからは、清水理事(大阪)と芝野理事(和歌山)が報告。「エコ蜜蝋ラップで無農薬米のおにぎりをつくろう」では、オーガニックコットン、蜜蝋、オーガニックココナッツオイル(ココウェル)を材料に、繰り返し使える食品ラップづくりを実施。ラップで「ツルをよぶお米」のおにぎりを包み、無農薬米と蜜蝋に関連して「ネオニコチノイド系農薬ミニ学習会」を開催し、若いママたちの関心を集めることができました。「自然派の野菜セット」生産者見学では、自然の力で野菜を育てることを基本に雑草に負けない野菜づくりをめざす「谷農園」・小倉さんと交流。「谷農園」の畑で出る野菜クズは近くの養鶏所でエサになり、その鶏糞を堆肥化して畑で利用されています。「紀の川かわかみ米」の田んぼで、ビオトープ管理士会の指導のもと生きもの調査を開催、高野山と紀伊山脈の湧き水の恩恵を身体で感じました。

コープ自然派アンバサダー・坂口さん(左)と福永さん(右)。消費者の声を直接届けることが生産者の励みになることを実感しました。

 2018年11月に開催された「北海道産地ツアー」について、コープ自然派アンバサダー・坂口さん(コープ自然派おおさか)と福永さん(同)が報告。3日間のツアーは自然派Style鮭フレークの「北海道ぎょれん」、自然派Styleスモークサーモンの「丸高水産」、自然派Style産直小麦粉の「横山製粉」、希望農場放牧豚の「ファーマーズファクトリー」、帯広畜産大学・瀬尾哲也さんのアニマルウェルフェア学習会よつ葉牛乳の放牧酪農など生産者5軒と、よつ葉乳業十勝主管工場、無農薬じゃがいもの渡部信一さんの畑、北海道有機農業協同組合・小路健男さんによる講演会。見学と学習、報告、交流など食事中や移動中も含めてひたすら学んだ3日間だったということです。

Table Vol.391(2019年5月)