京山城屋・真田さんは乾物の特長や調理法、保存方法についても説明。

2018年11月15日(木)、コープ自然派京都(エリア活動はじめのいっぽ主催)は、乾物でおなじみの京山城屋・真田千奈美さんを迎え、「防災ごはん」の調理実習を実施、後半では憲法ミニ学習会も行いました。

おいしい防災食が簡単に

進行役は「エリア活動はじめのいっぽ」メンバーの浦田さん。

 干すことで栄養分やうま味が増す乾物は、食物繊維、ミネラル、ビタミンを豊富に含み、保存可能で持ち運びが簡単、年間を通じて価格の変動が少ないのもうれしいかぎりです。そんな日本の伝統食・乾物は「まごはやさしい」の宝庫。「まごはやさしい」とは、「ま」(豆類)、「ご」(ごま/ナッツ)、「は」(わかめ/海藻類)、「や」(野菜)、「さ」(魚類)、「し」(椎茸/キノコ類)、「い」(芋類)。創業100年を超える京山城屋では素材や品質、製法にこだわったさまざまな乾物を揃えています。

 調理実習は真田さんを講師に京山城屋の乾物を使った「防災ごはん」をつくりました。メニューは「ビニール袋でつくる!サバイバルサラダ」「みそ玉★即席みそ汁」「やみつきキャベツ」。「サバイバルサラダ」は千切り大根、京都産きざみ人参、明石海峡産カットわかめ、京すりごま、それにツナ缶を使ってビニール袋でモミモミしたサバイバルなサラダ。「やみつきキャベツ」は九州産輪切り唐辛子、にんにくスライスをビニール袋に入れてもんで混ぜ、ザク切りしたキャベツと瀬戸内産小エビ、京いりごまを振って混ぜればでき上がり。けずり節、京きな粉、すしの素、明石海峡産わかめ、京都産九条ねぎを混ぜてラップにくるんだ「みそ玉」に熱湯を注げば即席味噌汁ができ上がります。

非常時のごはんの炊き方を吉高さんに教えてもらいました。

 続いて、非常時のごはんの炊き方を学びました。鍋に湯(雨水でも雪解け水でも可)を沸かし、袋が溶けないよう鍋底に皿、ざる、タオルなどを敷きます。ポリ袋に分量の米を入れ、ポリ袋の空気を抜き口をしっかり縛って、沸騰した鍋に入れます。20〜30分で火を止め、10〜20分蒸らしてでき上がり。ポリ袋は高密度ポリエチレン製を使用するのがいいそうです。水の代わりに野菜ジュースや豆乳で炊いたり、ポン酢や佃煮を入れてもおいしいとのこと、当日は千切り大根を入れたごはんもつくりました。試食では参加者からは「非常食でなくても食べたくなるおいしさ」「乾物を常備していれば安心ですね」などの声が上がります。

子どもたちもビニール袋に入ったキャベツをモミモミします。

憲法の基礎知識を学ぶ

巽さん(右)と吉高さん(左)の楽しいミニ人形劇「災害と憲法」。

 後半は巽さん&吉高さんの組合員コンビがミニ人形劇「災害と憲法」を披露。吉高さんは長男出産を機に環境問題、食の安全、教育問題など地域に根ざした活動を続けています。

 趣味は泳ぐことというアヒルのガーコちゃんと甘いものに目がないという子熊のハニーちゃんが憲法について問答します。ガーコちゃんの「憲法は誰が守るの?」という質問には、憲法を守るのは国会議員や大臣、公務員で、憲法を変えるのは国民の意思によるものだとハニーちゃんが説明。また、災害時に備えて「災害対策基本法」などの法律が定められているので緊急事態条項を追加する必要ないことや憲法を変えるかどうかを問う国民投票は必ずしも平等な条件では行われないことについても明らかにしていきます。そして、私たちの暮らしは憲法によって守られ、憲法がなくなれば息苦しい社会になるのだということを確認しました。

Table Vol.383(2019年1月)