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生産者訪問・商品学習会

NON-GMOなたね油でつくる手づくりマヨネーズ

マヨネーズって、実はおうちで簡単に作れるんです。「自然派Style一番搾り純正なたね油」を使えば、まろやかでコクのある味に。コープ自然派兵庫では2025年9月24日、平田産業の柳田佳之さんを招いて油について学びました。

左から、コープ自然派兵庫の川中理事、平田産業の柳田佳之さん、コープ自然派兵庫の出合理事

平田産業は非遺伝子組み換えのみ

 平田産業は1902年創業の福岡県朝倉市にある老舗の油屋です。多くの製油所は輸送に便利な港近くにありますが、昔ながらの油づくりには大量の水が必要なため、水のきれいな山あいを選びました。
 非遺伝子組み換えなたね(NON-GM)原料の圧搾一番搾りの油をつくり続けている平田産業が取り扱っているのは、オーストラリアの契約農家から届くNON-GMなたねと国産なたねのみ。工場内に遺伝子組み換え作物が一切入ってこないため、「遺伝子組み換え原料不使用」と包材に記載できます。

自然派Style一番搾り純正なたね油

なたねってどんな作物?

 なたねは春に黄色い花を咲かせるアブラナ科の植物(菜の花)です。黒く光るまん丸の小さな小さな種の油分は約45%、これを絞ったものがなたね油です。なたね栽培は連作障害が発生するため毎年同じ畑で栽培できず、広大な面積が必要になります。国産なたねの一大産地は北海道で、2023年の国産なたね生産量は約3300トン。対して海外産なたねの年間輸入量は約210万トンで、国産自給率はわずか約0.15%にとどまります。 

唯一無二のこだわりが生む味

 平田産業の油づくりには3つのこだわりがあります。① 原料は100%NON-GMなたね ② 製法は蒸してつぶし、ゆっくりと搾る「圧搾一番搾り」③ 精製は化学薬品を使わず、食酢とお湯で洗う精製法。
 食酢を加えて不純物を除去してお湯で洗った油は、「赤水」と呼ばれる黄金色の状態です。なたね本来の香ばしさと栄養がありますが、少しくせがあるため時間をかけて精製し、まろやかで澄んだ味わいに仕上げます。一般的な油は有機溶剤(ヘキサン)で抽出し3〜5日で完成するのに対し、平田産業では約2週間かけています。コープ自然派の生産者「太子屋」の厚揚げは、この赤水になたね油をブレンドして揚げてあるそうで、外はカリッと中はふっくら。油の香りと香ばしいきつね色が食欲をそそります。

「うちの油は、まるで手づくり味噌のように“育てる油”なんですよ」と熱く語ります。

有機JASオリーブオイルも

 「自然派Styleオーガニックエキストラバージンオリーブオイル」は、イタリアオリーブオイル鑑定士・荻堂紀里さんが平田産業と協力してつくったオリジナルブレンドです。その年イタリアで採れた有機オリーブを見極め、実を絞ってろ過しただけのオイルは、きれいな緑色ですっきりとした後口。ポリフェノール含有量の高いオリーブオイルなので、ほどよい辛味と深みが特徴です。柳田さんは「自然派Styleでしか出会えない、とても貴重なオリーブオイルです」と話します。

自然派Styleオーガニックエキストラバージンオリーブオイル

自家製マヨネーズを楽しもう!

 全卵1個(卵黄だけでもOK)に大さじ1の酢と塩小さじ1 / 2を混ぜ、なたね油170㏄を少しずつ加えて、ハンドミキサーやブレンダーならあっという間にとろ~り美味しいマヨネーズの完成!この分量で約200gのマヨネーズができます。アレンジも自由自在!りんご酢でフルーティにしたり、蜂蜜や砂糖でほんのり甘くしたり、卵の代わりに豆乳を使えば豆乳マヨに。粒マスタードや胡椒でピリッとアクセントをつければ大人の味になります。子どもたちと一緒に泡立て器で作れば食育にもピッタリ!自然派Style一番搾り純正なたね油を使って、我が家の味をつくってみましょう!

Table Vol.520(2025年12月)

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