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くらしと社会

Neoベジタリアン料理教室 自分にあげたいホワイトデースイーツ♪

2025年3月11日、コープ自然派京都(ビジョン食べること)は、Neoベジタリアン料理研究家ericoさんを招き、植物性食品のみで作る安心のおやつづくりを学びました。

講師のericoこと東川英里子さん

望診法を基本としたレシピ作り

 ericoさんのNeoベジタリアン料理は、「マクロビオティック望診法」で学んだことが基本となっています。「望診法」とは中国の陰陽五行 をベースに、顔や舌、皮膚の状態などを見ることで、その人の体質や体調を見抜く技術です。これを活してレシピを考案することで、身体を冷やす「陰」の食べものと、体を温める「陽」の食べもののバランスが自然と良くなるメニューができ上がります。

コープ自然派の食材でスイーツづくり

 この日はericoさんの特製レシピから2種類のケーキ、「Neoベジ基本のカップケーキ」と「プラントベース・ティラミス抹茶バージョン」を教わりました。 コープ自然派京都の組合員でもあるericoさんが選んだ食材の多くはコープ自然派のもの。いつも使い慣れた食材がどんなスイーツになるのかな?と参加者は期待でいっぱいです。

当日使ったコープ自然派の食材

ericoさんのデモンストレーション

まずは、ericoさんによるカップケーキづくりのデモンストレーションです。粉は「自然派Style国産オーガニックパン用小麦粉」を使用。今回は強力粉のグルテンの力を使ったケーキです。粉とアルミフリーのべーキングパウダーを、空気も一緒に袋に入れて振ることで粉ふるいを省略。そして、北海道今城さんの「オーガニックソイミルク」と混ぜた生地を再び袋に入れ、絞り袋として再利用する手際の良さに参加者からは驚きの声が上がります。今城さんの豆乳は大豆成分が多く含まれているので、焼き時間を長めに設定して焼き上げました。
 続いてティラミスをつくります。クラスト部分はフードプロセッサーで粉末状にしたものを型にしっかりと押し付けます。クリーム部分はブレンダーで材料を混ぜ、クラストの上に注いで冷やし固めるだけ。ericoさんの楽しいおしゃべりとともに2種類のスイーツが手際よく仕上がっていきました。

ericoさん特製のケーキ

17年ぶりの出産で初めて「冷え」を経験

 28年前からベジタリアン料理の勉強をしていたericoさんですが、二人目の子どもを17年ぶりに出産した後、体調がなかなか回復しませんでした。体中が寒くなり、初めて冷え性の人の気持ちがわかったといいます。ベジタリアン料理教室の生徒には鶏ガラのスープも飲むように伝えていたにもかかわらず、ericoさん自身がまったく摂っていなかったことにこの時気づきます。そして、お連れ合いのつくってくれた鶏ガラスープを飲んで元気を取り戻しました。

Neoベジタリアンとは

 この経験からericoさんは、それまでの完全なベジタリアンから、肉や魚、卵や乳製品を受け入れるNeo(新しい)ベジタリアンへと食のスタイルを変えました。「肉や魚などの動物性食品も自分の選択と責任のもと食べる」という考え方です。動物性のものを「食べてしまった」と思うのではなく、ありがたくいただくことが大切と考えるようになってからは、周りの人との付き合いもスムーズになったそうです。

家の玄関に入れるもの

 食べ方やバランスを考えることに加えて、現代は食品添加物や農薬など食の安全に対してはチェックが必要です。「家の玄関に何を入れるのか、入れないのかを考えることが大切です。コープ自然派なら選ばれたものが届くので、教室の生徒さんに組合員になることをおすすめしています。みんなで商品について話ができるのも楽しいですね」とericoさんは話しました。

Table Vol.514(2025年6月)

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