今月の「ちょっと教えて」のテーマは、国産有機加工食品プロジェクトです。
コープ自然派では調味料など基本食材のオーガニック・プロジェクトがすすんでいます。
農家は有機農産物を使う量が増えないと生産を増やせません。そこで、コープ自然派が中心となって立ち上げた一般社団法人日本有機加工食品コンソーシアムの取り組みに関連して、コープ有機の産直有機原料をメーカーに提供して国産有機の加工品開発に取り組んでいます。掲載した商品以外にも国産有機の米酢、味噌、醤油、パン、お菓子、日本酒などを企画中。オーガニックの志でつながる生産者と一緒にオーガニックな食・農・環境をひろげていきましょう。
コープ自然派の産直有機米を使った開発商品(一例)
ヤマキ醸造 乾燥国産有機玄米の糀
ヤマキ醸造は創業1902年、国産有機・特別栽培の原料を昔ながらの木桶で仕込んでいます。2022年7月の「北海道国産有機小麦アンバサダー」にも参加し、食品づくりは原料を育てる「土づくり」から始まるというヤマキ醸造は、自然の力を大切に余分なものは加えない丁寧なものづくりをしています。
かねこみそ 自然派Style有機塩糀
開発に協力いただいたのは「天然醸造生 有機みそ」でおなじみの「かねこみそ」。麹のチカラで旨味が増す塩麹は炒めものなどの味付けのほか、肉や魚を漬け込むと日持ちも良くなる万能調味料。にがりが残った塩を使っているので塩かどがなく、まろやかな旨みが特徴です。
栗林食産 有機米粉
小麦粉の代わりに使いたいと組合員の要望が多い米粉が有機JASで新登場。「日本のお米で作ったシリーズ」でおなじみ栗林食産の協力で開発しました。御影石の石臼と鉄棒を使った昔ながらの製法で、お米の旨味成分や香りが熱や酸化のダメージを受けないように製粉しています。
Table Vol.494(2023年10月)