初めに…ごめんなさい!訂正があります。前回「アクは悪ですか?」外国の料理動画ではアクをとるシーンを見たことがない」と書きました。その原稿を入稿した直後、私の好きなアメリカ人カリスマ主婦が教える料理番組を観ると、基本のスープストックのとり方の特集でした。丁寧に掃除した鶏ガラや、焼いた牛骨をじっくり煮出す途中、彼女は実にこまめにアクをすくい、仕上げ前にいったん冷やして表面に固まった脂も取り除き。美しい金色に輝く澄んだスープが完成していたのです。浅はかな思い込みで申し訳ないことを書いてしまいました。あらかじめ手間暇を惜しまずかけたストック(もしくはインスタントのストックと水)を使うのが前提だからこそ、その後の料理、例えばシチューや具だくさんスープを作る時にはアクをとる必要がないのかもしれませんね。

 そんな訳で、慌てんぼうで思い込みが激しい私は、早とちりで失敗しがち。これからもできるだけ事実の確認は怠らぬよう気をつけますが、ここでは自分が日々キッチンまわりで思ったことを自由気ままに書かせてもらっているので、「あくまでも個人の感想です」程度に読んでいただければうれしいです。

 さて、見当違いの思い込みを反省した最新ネタはラグビー!つい最近まで「ラグビーとは、ゴリマッチョな荒くれ男たちが、グラウンドで泥んこになって乱闘しながらボールの奪い合いをする野蛮なスポーツ」と決めつけており、まったく興味がありませんでした。が、ワールドカップで世間があまりにも盛り上がっているから、ついテレビ観戦してみたら…日本代表チームの爽やかで熱い健闘に目がハート♡すっかり「にわかファン」として楽しませてもらいました。ラグビー関係者のみなさま、長年にわたる大変失敬な思い込み、すみませんでした。未だにルールは理解できませんが、これからも応援したいと思います!

 最近、コープ自然派の商品でも「思い込みはソン」を実感したものがありました。「ポスティ」掲載の北海道産小麦粉100%使用「北のパスタ」です。商品案内で見るオシャレとは程遠い素朴な(褒めてます!)パッケージデザインが気になりつつも、「国産小麦粉のパスタ」にはトラウマが。昔、自然食ショップで購入したのがボソボソで最悪だったのです。「国産パスタはこんなもん」との思い込みで買う気はなかったのに、まさかの発注ミスで届いたこれがツルツルのもちもちで小麦の香りも豊か。もっと早く買えばよかったわ~!

料理研究家 うの まきこ
日本の伝統食を考える会会員。食品メーカーでアイスクリームなどの新製品開発等に従事したのち、料理研究家古川年巳氏に師事。わかりやすいレシピと、野菜をたっぷり使ったヘルシーで簡単な料理に定評がある。アトピーっ子のための簡単な除去食メニューも得意。コープ自然派奈良前理事長。

Table Vol.404(2019年11月)

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