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くらしと社会

絵本のある世界と子育て

写真左:講師の門真市立図書館お話ボランティア・東田妙子さん。
写真右:年代別に集められた色とりどりの絵本がいっぱい。

 コープ自然派おおさかでは、子育て中の組合員同士が日頃の悩みや食べもの・暮らしについてなんでも話せる場をつくろうと、2012年から「子育てひろば」を開催。2019年7月11日(木)、東田妙子さんを講師にわらべうたや手遊び、絵本の読み聞かせを子どもたちと一緒に楽しみました。

 梅雨真っただ中にもかかわらず、5ヵ月から2歳まで16組の親子が集まりました。楽譜付き絵本「はじめまして」(鈴木出版)からスタートします。年代別に並べられたたくさんの絵本の中から、まずは0歳児向けに、「ととけっこう よがあけた」(こぐま社)や「へっこ ぷっと たれた」(童心社)など愉快なわらべうた絵本の読み聞かせが始まり、大型絵本「もこもこもこ」(文研出版)の不思議な絵に子どもたちは興味津々。1歳児はリズムのある言葉や身近なものを好むため、リズミカルな言葉が楽しい「りんごが コロコロ コロリンコ」(講談社)や人気の型抜きしかけ絵本(飛び出す絵本)シリーズ「どうぶついろいろかくれんぼ」(ポプラ社)などが紹介されました。

 2歳児になると想像力が芽生え、ストーリー性あるものが楽しめるということで、大型絵本「おおきなかぶ」(福音館書店)が登場。読み聞かせが始まると、絵本の中に描かれたかぶを一緒に引っぱろうとする子もいます。わらべうたや手遊びが始まると、親子みんなで揃って歌い始めます。手遊び歌「ぞうきん」は、赤ちゃんの体をぞうきんに見たてて遊ぶ親子ペアのふれあいがほほえましい光景でした。

 東田さんは、38年間保育士として務めた後、門真市立図書館の読み聞かせボランティアに参加。保育士の経験をもとにつくった絵本「えんそくはカラス森」は大阪市教育委員会の「はーと&はーと」絵本コンクールで2011年度優秀賞に選ばれました。

 3歳と7歳のお孫さんをもつ東田さんが持参した絵本は、お孫さんの仕業らしきビリビリに破かれたページがあり、絵本とともに暮らす様子がうかがえました。美しいしかけ絵本はお孫さんの手の届かないたんすの上に大事に置い
ている宝物だそうです。「核家族化が進む中、絵本は子どもの心を豊かにし、そして、脳が育つためにとても役に立つことを知ってほしいです」と東田さんは話しました。

 講座終了後も参加者との話が弾み、昼寝をする子もいる中、午後からもゆったりと交流が続きました。

(コープ自然派おおさかキッズ活動の会・増本智子)

Table Vol.398(2019年8月)

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