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くらしと社会

カタログ編集のおはなし

2021年3月16日の「自然派活動フォーラム2021」では、コープ自然派事業連合商品部・堀内さんによるミニ学習会「カタログ編集のおはなし」も行われました。

「ポスティ」と「caocao」

 コープ自然派のメインカタログは「ポスティ」と「caocao(カオカオ)」。コープ自然派は四国・関西圏でいち早く個人宅配事業に取り組み、当初、個人宅配を「ポスティ」と表現していたことが名前の由来になっています。

「caocao」は生産者と消費者の「顔と顔」をつなぐことを意味しています。2016年のリニューアルで生産者と消費者の「顔と顔」だけでなく、組合員同士の「顔と顔」をつなぐ関係性への想いを込めて現在のロゴに変更しました。

こだわりの各コーナー

 2020年から「想いを結ぶ」商品案内として、わかりやすく、手に取ってもらえる商品案内を目ざし、表現方法の工夫とともに組合員活動の紹介を積極的に掲載。「想いを語る」コーナーでは組合員のコメントを写真とともに紹介しています。コープ自然派HP、各生協HP、オンラインタブルとの情報共有についてはQRコードを配置しています。

 222企画はコープ自然派の想いを込めた商品を取り上げ、背景にあるストーリーなども紹介。かつて154企画として提案していましたが、2009年35号から222企画に。2013年から各生協職員が登場し、2018年49号から「想いをいっしょにオススメします」とデザインを変更しました。

 生産者紹介は「ポスティのポ」というコーナーがありましたが、2014年から「蔵出しポスティ」に変更。2018年49号からは、「想いが芽吹く自然派のタネ」というコーナーで生産者を紹介し、商品への想いが組合員から組合員に伝わるよう「想いが芽吹く」とネーミングしました。「555企画」は連合商品委員会の提案がきっかけとなり、2019年19号から始まりました。組合員がお気に入り商品を提案、それを試食して感想や商品について詳しく説明しています。

 2015年1号から「組合員のひきだし通信」で月1回、組合員活動を紹介していましたが、2020年度からは33ページで学習会の内容や感想、生産者訪問、イベントのお知らせなどを紹介。リサイクルの取り組み、お米を食べようキャンペーン、学習会の呼びかけなとコープ自然派の取り組みを伝えています。

 「ポスティで遊ぼう」は2017年16号からスタート、親子で楽しくカタログを見てもらおうとの想いで始まりました。毎号クイズがあり、当初は約1800人の参加でしたが、現在は約3700人が参加しています。

 「caocao」でもこだわり商品はたくさんあります。かつては「caocao探検隊」というコーナーがありましたが、その後、「caocaoの探してチョイス」に変更しました。

カタログができるまで

 商品案内に掲載する内容の大枠を決めるのはカタログをお届けする10週間前。昨年を振り返り、今年の販促予定などを確認、重点商品とテーマをもとに内容を決めていきます。表紙や特集ページの配置商品は7週間前に決定。特集ページ作成のために情報収集をすすめ、5週間前から各ページの制作がスタート。パソコン上で配置や言葉を決定した後、ぺーパーで出し、デザイン、言葉、マーク、価格などの確認・訂正を繰り返して1週間前の水曜日に印刷します。「コロナ禍でもオンラインを駆使して活発に組合員活動されていることにとても感謝しています。カタログでは活動の様子をできる限りお伝えするよう努めます。改善点やご意見などぜひお寄せください」と堀内マネージャーは話しました。

Table Vol.441(2021年6月)より
一部修正・加筆

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