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食と農と環境

城陽キッズファームで秋の収穫体験!

コープ自然派京都には、子ども食堂や農業体験などの地域活動を応援する「つながりプロジェクト」という助成制度があります。この支援先の一つである城陽キッズファームの畑で2025年11月15日、コープ自然派京都(食べること)が秋の収穫体験を行いました。

自分で収穫した野菜と一緒に

旬の秋野菜を収穫

 城陽キッズファーム代表の田中康裕さんは元自衛官。現在は整体師の仕事をする傍ら、子ども向けの農業体験を続けています。この日は旬の秋野菜の収穫体験を行いました。

城陽キッズファームの田中康裕さん

 まずは大根の畑へ。子どもの背丈ほどもある葉の根元に、白い大根がほんの少し顔をのぞかせています。子どもたちは、なるべく大きな大根を収穫しようと葉をかき分けて懸命にのぞき込みます。田中さんが「葉が虫食いにあっていないものがおいしいよ」と言うと、今度は葉をじっくりと見て、これぞ!という大根を引き抜きます。

大根の収穫体験

葉っぱもおいしい人参

 次は人参の収穫です。畑には細くて柔らかな葉が風に揺れています。人参の葉を初めて見たという子もたくさんいました。「茎がしっかりしているのがいい人参」と教えてもらって人参を引き抜きます。時期が少し早く人参は小さめでしたが、葉をかき揚げにするとおいしいと聞いて、子どもたちは満足そうでした。

採れたて野菜で昼食づくり

 収穫の後はお昼ごはんづくりです。収穫したての人参と大根のお味噌汁と、飯ごうでおいもごはんを炊きました。初めて包丁に触るという小さな子は、お母さんが手を添えて瑞々しい大根を切って満足そう。飯ごうを初めて見たという小学生は、飯ごうからお米があふれないように丁寧にお米を研いでいました。

焚火の火おこし

 たき火の火おこし担当は子どもたちです。田中さんから「火が飛び散ると危ないので、たき火に木を投げ込まないこと」「火の近くを歩くときは火の方を向くこと」と注意を受けて火おこし開始です。「乾燥している木が火の付きがいい」「空気を送り込んだら消えかけていた火が復活する」など、みんなで考えながらお鍋が良く煮えるように工夫しました。それぞれが頑張ってつくったお昼ごはんは格別のおいしさ!あっという間にお鍋は空っぽになり、旬の野菜のおいしさを堪能しました。

農業ができれば食べるのに困らない

 城陽キッズファームは2014年から、「学校でも習いごとでもできない体験を」と農業体験や交流イベントを続けています。
 田中さんが城陽キッズファームを始めたのは、社会の現状を考えてのことでした。もし学校に行けなくなっても、ここなら行けるという場所があるといい、と。また、いまの社会は学校を卒業すると、そのまま仕事をする人が大半ですが、万が一仕事を続けられなくなったときでも、農業ができれば食べていくことができます。生活のために職場でしんどい思いをし続けなくてもいい選択肢もあることを、子どもたちに伝える場が必要だと考えたからです。

周りとの助け合い

 「一人ひとりの力には限界があるので、周りの人と互いに協力し合うことが大切なんです」と田中さんは話します。どんなプロフェッショナルでも、一人で活動するには限界がありますが、さまざまな人がつながりを持つことで解決できる課題は増えます。さらに、「困ったことがあっても地元に根付いていれば、ネットでは見つからない情報で身近な問題は解決できるのです。こういったことを畑に集まった仲間たちと助け合いながら活動することで、子どもたちに学んでほしい」と田中さんは語りました。

Table Vol.522(2026年2月)

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