2024年9 月から、自然派Style 角食北海道ミルクパン1.5 斤がさらにおいしくなったことにお気づきでしたか？米粉の湯種仕込みにリニューアルし、米粉の比率もアップ！時間が経っても柔らかな食感が長持ちするようになりました。今月の「ちょっと教えて」は、コープ自然派パン工房として設立したコープブレッドファームの小田工場長に、「おいしいパンづくり」について教えていただきました。
「米粉の湯種製法」でさらにおいしく！
湯種製法は、一般的には小麦粉で湯種をつくりますが、コープブレッドファームでは米粉に熱湯を加えて湯種をつくっています。湯種を60℃以上で捏ね上げることで米粉のでんぷんがα化し、一晩寝かせて水分がしっかり入ることで、もっちりしっとりした食感をつくってくれます。さらに特筆すべきは、この食感が3 ～ 4 日持続すること。この製法で米粉の比率を10％まで増やすことができました。
国産小麦のパンづくり
コープ自然派のパンの小麦はすべて国産ですが、国産小麦はグルテンが少ないので膨らみにくく、またロットごとに水分量や捏ね方の調整が要る難しさがあります。
パンでもお米を食べよう
コープブレッドファーム のパンは「パンでもお米を食べよう」をテーマに、すべてのパンにコウノトリ育む農法で育てたお米の米粉を使用しています。米粉を入れると時間が経つとパサつきやすくなる傾向があるため、これまで自然派Style 角食北海道ミルクパン1.5 斤の米粉比率は5％に留まっていました。
＼動画ができました／
おいしいパンづくり―コープブレッドファーム10 周年
2014 年コープ自然派パン工房として設立したCBF は今年で設立10 周年。「おいしいパンづくり」のために、国産小麦を使い、食品添加物に頼らずに大切な工程は手作業でパンを焼き上げています。生産者とともに国産有機小麦を広げる有機JAS 認証のパンのほか、朝焼き、湯種製法、新商品の開発と常にチャレンジを続けてきたCBF。これからもご期待ください！
Table Vol.506(2024年10月)
