2024年6月14日、コープ自然派奈良(理事会)はポスティに掲載されているだし醤油(つゆ)の味くらべ試食会を開催。家庭ではなかなかできない食べ比べに、自分好みのつゆを見つけたい組合員が集まりました。
6種類を食べ比べ
食べ比べたのは、以下の6種類。
①自然派Style万能つゆ(タイヘイ)
②自然派Styleなごみつゆ(節辰商店)
③自然派Style国産有機醤油のだしつゆ(マエカワテイスト)
④だしが香る天然だしのつゆ(マエカワテイスト)
⑤八方だし(福助フーズ)
⑥天然素材濃縮つゆ(福助フーズ)
最初にそれぞれの商品についての説明があったあと、半田手延麺、オーガニックたまご、自然派の野菜セットなど多様な食材に合わせて試食しました。
自然派Style万能つゆ
「自然派Style万能つゆ」は、自然派Style第1号として開発されました。2009年の開発当時、希釈するだけで麺類から煮ものまで幅広く使える便利さと、国産原料95%以上を両立するつゆはほとんどありませんでした。最大の特徴は、木桶仕込みの丸大豆醤油を使用していること。国産丸大豆と国産小麦を原料とした醤油をベースに、だしと合わせて仕上げています。発売から15年、今でもコープ自然派のつゆの中でダントツの人気です。
自然派Styleなごみつゆ
「自然派Styleなごみつゆ」は2015年、そうめんのつゆを作ろうと開発されました。醤油は自然派Style特選丸大豆醤油「豊穣の恵」、みりんは本みりん、砂糖は自然派Style「種子島洗糖」を使用するなど、国産原材料100%にこだわって作られました。だしは、鹿児島産鰹節、むろあじぶし、いわし煮干、昆布、そしてたっぷりの九州産干し椎茸の5種類を使用した「生協だしパック」。江戸時代から続くだし専門店・節辰商店だからこその香り高い味わいを実現しています。
自然派Style国産有機醤油のだしつゆ
「自然派Style国産有機醤油のだしつゆ」は2023年、国産の有機大豆や有機小麦の利用を広げようと開発されました。国産のいわし節、いわし煮干、そうだかつお節、昆布をふんだんに使用しただしに、国産有機醤油、角谷文治郎商店の三河みりん、鹿児島県産さとうきび使用の粗糖、高知県の海洋深層水使用の塩で仕上げた風味豊かなつゆです。製造するマエカワテイストは、1951年に削り節専門店として開業。「自然派Style関西風だしパック」や「だしが香る天然だしのつゆ」でもおなじみです。
八方だしと天然素材濃縮つゆ
「八方だし」と「天然素材濃縮つゆ」を製造する福助フーズは、コープ自然派とは先代社長の時代からの長いつきあい。選りすぐりのかつお節や昆布を使い、「鰹節はだしを取る直前に削る」というほど風味にこだわって製造しています。さとうきびの砂糖ではなく、てんさい糖を使っていることも特徴です。息子である現社長も思いとこだわりをそのまま受け継ぎ、ミールキット(食材セット)の八方だしや煮物つゆも製造しています。
違いが分かる、魅力が伝わる食べ比べ
今回の参加者は「①自然派Style万能つゆは常備しているので、それ以外のつゆを試してみたい」という人がほとんど。いろいろな組み合わせを試食しながら、「茶碗蒸しやだし巻き卵には、③自然派Style国産有機醤油のだしつゆが合いそう」、「炊き込みごはんには、④だしが香る天然だしのつゆかな」「たまごかけごはんは⑤八方だしがおいしい」など大いに盛り上がりました。最後に投票をした結果、そうめんに合うつゆNo.1には②自然派Styleなごみつゆが、初めて出会ったおいしさNo.1には⑥天然素材濃縮つゆが選ばれました。西澤常任理事は「カタログだと味見ができないから選びにくいという声をよく聞きますが、スーパーでも味見はできません。生協だからこそ企画できるこういう試食イベントにぜひ参加して、いろいろな商品の魅力を知ってほしいです」と締めくくりました。
Table Vol.504(2024年8月)より
一部修正・加筆