1919年創業以来、環境と向き合うことを常に意識して、生分解性の高い自然由来成分にこだわった肌にやさしい石けんやスキンケア製品をつくる太陽油脂。その商品づくりについて聞きました。

「使うとき人にやさしい使ったあと自然にやさしい、それが石けんです」
──自然派Styleボディーソープの人気の秘密を教えてください。
大橋 洗浄成分は天然の界面活性剤である「石けん」のみです。保湿成分としてオーガニックアルガンオイルと海藻エキスを加え、洗い上がりにもこだわり仕上げました。ポンプタイプなので、なめらかな泡で出てくるのも人気の理由のひとつではないでしょうか。香りは連合商品委員会の皆さんに選んでいただいたラベンダーとユーカリのエッセンシャルオイル(精油)のやわらかな香りです。

泡で出てくる自然派Style ボディーソープは天然由来100%のラベンダーとユーカリの香り
── 石けんの原料は?
大橋 石けんは油脂とアルカリからできています。ヤシ油、パーム(アブラヤシ)油、ヒマワリ油、オリーブ油などの油脂を用途によって使い分け、固形石けんには水酸化ナトリウム、液体石けんには水酸化カリウムを混ぜてつくります。
アブラヤシは農園開発による森林破壊や生態系への影響、劣悪な労働環境などが問題となっていますが、太陽油脂では「持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)」認証のパーム油を採用しています。
──商品づくりについて教えてください。
大橋 石油由来の溶剤を使わず、自然由来成分を使用し、原料から製法まで環境や肌へのやさしさにこだわっています。
液体石けんは油脂、水、アルカリを釜に入れて約90℃まで温めますが、直接火にかけるのではなく、釜の中に通ったパイプに蒸気を通して温度を上げます。1〜2日熟成させて、天然ハーブなどを加えてボトルに充填します。


──化学物質や香料への取り組みは?
大橋 石油由来の溶剤を使わず、自然由来成分を使用し、原料から製法まで環境や肌へのやさしさにこだわっています。
液体石けんは油脂、水、アルカリを釜に入れて約90℃まで温めますが、直接火にかけるのではなく、釜の中に通ったパイプに蒸気を通して温度を上げます。1〜2日熟成させて、天然ハーブなどを加えてボトルに充填します。

Table Vol.515(2025年7月)